大聖堂改装工事について

主任司祭 B.ノヴァク svd

 6月の地区グループ集会でご紹介した大聖堂の改装案は、カトリック吉祥寺教会の司牧評議会および神言会日本管区の管区長・管区顧問会の承認を得ました。その後、主任司祭のもとに大聖堂改装委員会を設置し、エア・デザイン一級建築士事務所の大住篤志さんと委員会の皆さんとともに、改装案に基づいて具体的な設計図を少しずつ作成してきました。このたび設計内容がまとまり、工事は2027年1月上旬に着工する予定です。

 今回の大聖堂改装には、主に三つの目的があります。それは、現在の聖堂をカトリック教会の教会堂建築に関する指針に、より沿った空間に整えること、典礼をより行いやすくすること、そして会衆席を増やすことです。

 まず、カトリック教会の指針に沿った大聖堂にするため、もともとの内陣の姿を再現します。そのために、聖櫃の後ろにある掃除道具置き場を隠す木製の衝立を撤去し、濃い緑色に塗られている壁と天井を明るい色に塗り替えます。また、現在ふさがれている内陣の窓を再び開けて自然光を取り込み、祭壇と聖櫃をほぼ元の位置に戻します。さらに、聖櫃の上部の壁にはキリスト像を配した大きな十字架(凡そ1.8m)を掲げ、その上には聖霊を表すステンドグラスを設置する予定です。司祭席、侍者席、朗読台も内陣に移します。

 現在、祭壇が設置されているステージは細長く、大聖堂の中央部にまで広がっています。そのため、会衆席が少なくなっているだけでなく、洗礼式、堅信式、結婚式、葬儀などを行うためのスペースも非常に狭くなっており、典礼を執り行ううえで不便が生じています。また、これらの典礼を行う場所の床は会衆席と同じ高さであるため、後方に座る方々からは典礼の様子が見えにくいという問題もあります。このような問題を解決し、典礼をより行いやすくすることも、今回の改装の重要な目的の一つです。

 この目的を達成するために、現在の細長いステージのおよそ3分の2を撤去し、残る3分の1の部分を横に広げて整備します。その際、車椅子を利用される方もこれらの典礼に参加しやすくなるよう、スロープを設置します。さらに、ステージを短くすることで、会衆席を左右にそれぞれ5列ずつ増やすことができ、約80席の増席が可能になります。

 床については、内陣と、洗礼式、堅信式、結婚式、葬儀などを行うステージに大理石模様のタイルを張り、それ以外の部分にはリノリウムを張ります。これにより、大聖堂全体が温かく柔らかな雰囲気になるとともに、聖堂に入る誰もが、内陣が大聖堂の中で最も大切な場所であることを視覚的に感じられるようになるでしょう。

 工期は12月26日から開始し、復活祭までに完成する見込みです。教会の指針に沿って整えられた新しい大聖堂で、復活祭を迎えることになります。

 工事費用については、神言会日本管区から承認された今年度予算に加え、6月の地区グループ集会以降、有志の皆さんからも献金をいただいております。しかし、物価の上昇に伴い、工事費用は当初の見込みを上回り、約3,000万円になる見通しです。そこで、大聖堂改装工事の開始に向けて、さらに多くの皆さんにご支援をお願いするため、12月から聖堂内に「大聖堂改装のための献金箱」を設置いたします。皆さんの温かいご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 なお、工事期間中、平日のミサは小聖堂で行います。主日のミサについては、引き続き大聖堂で行えるよう、会衆席の一部を移動してスペースを確保します。皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。